2009年2月17日火曜日

VistaでNASに接続できない場合

だいたいのNASは無料で利用できるLinuxとファイルサーバ機能をもつアプリケーションのSambaを組み合わせで動作している。
問題となるのが、VistaとSambaの接続性です。NASがSambaの最新版であるバージョン3系を利用している場合は、問題なくVistaで接続できます。
古いバージョン2系を利用している場合は、デフォルトでは接続することは出来ません。
原因はVistaで使われるパスワードの送信方法が、古いバージョンのSambaでサポートされて
いないためです。
対応するにはレジストリを変更してセキュリティレベルを低くする必要があります。

手順は、「スタートメニュー」のクイック検索に「regedit」と入力し、レジストリエディタを起動します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsaまで展開してLmCompatibilityLevelを開きます。
そして値のデータを『3』から『2』もしくは『1』に変更します。

なおVista Ultimate/Business/Enterpriseの場合、コントロールパネルの管理ツールから設定を変更するだけで同様のことが行うことができます。

コントロールパネルの「システムとメンテナンス」をクリックし、「管理ツール」を開く。「ローカルセキュリティポリシー」を起動してもいいのですが今回はコマンドで起動してみます。

[ウインドウズキー]+[R]で『ファイル名を指定して実行』が起動します。
そこに『secpol.msc』と入力して[OK]
これで『ローカルセキュリティポリシー』が起動したと思います。

あとは左ペインの「ローカルポリシー」から「セキュリティオプション」を選択します。
右ペインで「ネットワークセキュリティ:LAN Manager認証レベル」を開いて
「ローカルセキュリティの設定」タブで、「NTLM応答のみ送信する」もしくは「LMとNTLMを送信する - ネゴシエーションの場合、NTLMv2セッションセキュリティを使う」に設定します。

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